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第39回例会「生誕150年 横山大観展」

鑑賞会のご報告

本年度最初の鑑賞会は、第一回文化勲章を受けた国民的画家・横山大観の
オール大観 生誕150年 横山大観展 を鑑賞しました。 

生憎の雨模様で美術館の狭いロビーの中、ご参加戴いた21名で遠慮がちに
集合写真撮影を敢行し、その後会場の内へ。 

夢の競演となる《夜桜》《紅葉》、100年ぶりの発見となる《白衣観音
《彗星》とその他各地から集められた92点の作品群を堪能しました。 
一滴の水が大河となる《生々流転》は 40メートルもの長さの話題の大作で、
これも長い列に並んでの鑑賞となりましたが、流石に素晴しいものでした。

会場は3ヶ所に分かれていて、各会場のお気に入りの作品に戻って観ることは
できませんでしたが、夫々に貴重な作品を楽しまれ、その画が持つ気迫に圧倒
された様子で鑑賞されていました。
鑑賞後の懇親会では、酒好きの大観を偲んで美味しい料理と飲み物を楽しみ
ながら、夫々の鑑賞眼と鑑賞姿勢によって受けた感想を話し合い、改めて大観
のすごさを感じることができた一日となりました。


当日の図録は、懇親会参加者全員によるじゃんけん大会で 見事勝ち抜いた
浜口重太さんに贈呈され、浜口さんには当日の感想文を寄稿して戴きました。

                          
石崎 幸雄






       

















       生誕150年 横山大観展を観て

   明治26年から昭和30年、84歳の時の作品まで全92点が一同に集結したの
   は正に圧巻でした。
   茨城県に在住の一人として、岡倉天心が率いた日本美術院の五浦海岸での
 活動には以前から興味があり映画も見ていました。
   絵が売れず極貧生活の中で苦闘し早逝した菱田春草を中心に描かれていた
   ことを記憶しています。


   なので、今回この様な機会を提供して頂いた絵画鑑賞同好会の世話人の方
   及び290頁にも及ぶ大観の画集を戴く幸運を与えて下さった当日ご参加の
   皆様に心より御礼申し上げます。
   普段ジャンケンに弱い私が何故勝ち残ったのか今でも不思議です。


   まずビックリした絵として、金屏風に描かれた「ナイヤガラの滝」
  「万里の長城」、ハレー彗星を掛け軸に描いた「彗星」はまさに奇想天外
   でした。
   印象深かったのは、見えない風と枯れ葉の葉音のする「山路」やローマ
 日本美術展に出品された「夜桜」の美しさでしょうか。

   しかし、やはり一番は富士の絵で、当時の時代背景や 戦闘機や 爆撃機に
   付けられた「大観号」などのことを思うと複雑な気持ちにもなりますが、
   宮内庁に献上された「朝陽霊峯」や、また晩年の「霊峰飛鶴」の絵が心に
 残りました。

   ただ帰り道でも思ったのですが、日頃カラオケの世界で演歌や歌謡曲の
   中にどっぷり浸かっている私としては、大観は着想といいスケールといい
   いささか大きすぎて、その点 常設の展示室にあった川合玉堂の「行く春」
   の方が暮らしの息づかいを感じ親近感を持ったのが正直なところでした。

   なにはともあれ、この度の幸運に感謝し 貴同好会の益々の発展を祈念して
   感想文に替えさせて頂きます。                   
                          浜口 重太



     





        参加者 21名 (50音順)

     阿部  石崎  石原  伊豆  稲田  稲葉 大島

        大亀 
 岡   岸本  城戸  今  柴山  鈴木 

   鈴木
黎  高梨  谷口  露崎   浜口  松原   
       
                (敬称略)




     絵画鑑賞同好会 世話人 

   石崎幸雄 柴山美穂 谷口和之 

  
                  




 

写真:  石崎・原  編集:  原 2018/06/22   

     
  

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 以下はご案内のぺーじです                                   


第39回例会「生誕150年 横山大観展」鑑賞会のご案内




新年度最初の例会です。

オール大観 と銘うち 代表作を網羅した10年ぶりの生誕記念大回顧展です。

40メートル超で日本一長い画巻、重要文化財
《生々流転》の一挙公開に加え、
夢の競演
《夜桜》《紅葉》100年ぶりの発見《白衣観音》《彗星》
新出作品もあり、総出品数約90点を展観する大回顧展になります。 
日本の絵画の伝統的な技法を継承しながら、自由な画風と深い精神性をそなえた
横山大観の作品群をお楽しみください。

多くの方のご参加をお待ちしております。          

                                                                 代表世話人  石崎 幸雄








◆   展覧会名: 「生誕150年 横山大観展」 http://taikan2018.exhn.jp/

◆   開 催 日: 
  2018年 5月 23日(水)


◆  会 場:  
 東京国立近代美術館
          (千代田区北の丸公園・東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩5分)
                          アクセス 
http://www.momat.go.jp/   
◆    鑑 賞 会:    13:45           集合 (1階 ロビー )14:00~16:00   各自で自由に鑑賞

◆  懇 親 会:    16:10~18:00     名画鑑賞の感動を共有しましょう! 

  ニュートーキョウパレスサイドビル店 
               
  https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13027180/

◆  参 加 費:    1,000円    入場料、通信費、運営諸経費を含みます。

◆    懇親会費:    3,500円   飲み物1品付き、追加飲み物は「個人負担」をお願いします。

◆  申込締切:      2018年5月8日(火)

◆    申 込 先:      石崎 幸雄              sachio.ix3@juno.ocn.ne.jp

         
★ 申込時に、「懇親会」の出欠についても明記してください。


    絵画鑑賞同好会 世話人  柴山美穂 谷口和之 石崎幸雄


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                        編  集 :  原 2018/3/30