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懇 親 会 スピーチ集

懇親会に参加された15名全員のスピーチを、ご本人の了解を得て掲載します。(敬称略・発言順)
*お断り:ウエブサイトに掲載するため、お名前は苗字のみとさせていただきました。


伊 豆

       家内が美術に興味があって、川村美術館は美術もいいけど、景色・景観がいいから、一度行った方
         がいいと勧められ、自分も行きたいと思っていた美術館なので今日来ました。
         絵を見終わって、たまたま一緒になった石川先輩と庭園を歩きましたが、素晴らしかったです。
         その時、「秋もいいね」という話になり、今度秋に来ます。(参加者一同「おー!」)




                                                                                      岸 本

      川村美術館には素晴らしいレストランが併設されているとの情報をいただき、5名の方と 緒にランチを楽しみました。
        とても美味しかったです。ランチの前に少し時間があって、庭園を散策しましたが、桜の季節、梅の季節など、季節ごとに
        楽しめそうで、また来たい美術館だなと思いました。作品に関しては、「ウ〜ン」という感じで・・・。(一同笑)
        でも、こういう色合いが好きだとかといった視点で拝見しました。「これ毛虫じゃないの」と思ってタイトルを見たら
      「毛虫」となっていました。(一同笑)今日は遠かったけど、とても楽しく過ごさせていただきました。
        ありがとうございました。本日の収穫はこれでございます。 (と言って、美術館オリジナルTシャツを披露。好評。)




                                                                                    鈴 木(芳)

       今日は5回目の参加で、昨年度の皆勤賞と、抽選で図録もいただき 嬉しいです。
         
         いつもの懇親会の運びと思って、この2点の絵葉書を買いました。一枚はこのレンブラント。本当に質感がよく出て
         いて、有名な絵ですけど買いました。この絵は見る側がどこに移動しても視線が追ってくる絵で、これは新発見でした。
        やはり学芸員さんのお話を伺うと、視点が新しくなるので、それがすごくありがたいです。
        もう一枚はピカソのこの絵です。私の着眼点はこの女性の表情です。この場には、描かれた女性の恋人が同席していた
        そうで、胴体は想像上描かれたものとか。彼女の表情に覚悟を含んだ複雑な心情が読み取れて興味深かったです。

        庭園の方は期待以上で、別荘地に入っていくようなアプローチの先に広大な庭園が開け、見事でした。
        近くにお住いのヤマハ時代の先輩ご夫妻が、お時間を縫って案内して下さったのですが、あまりに広くて半分しか回れず、
        その方も全部見てもらいたかったと残念がっておられました。是非またゆっくり来たいなと思いました。
        今日はありがとうございました。



鈴 木(黎)

     最初、川村美術館へは友達と来たんですが、ステラを見てすごくびっくりしました。これって絵なの?彫刻なの?と。
      それですごく興味を持ち、その後、特別展でステラの作品をいっぱい見て楽しみました。
      その時と違って、今回見た美術館は、部屋によっては外が見えるガラス張りになっていたりして、すごく見やすくなり、
      美術館って変わるのだと気がつきました。同じ美術館をなんども訪れるのもいいなと思いました。
      今日はとても楽しかったです。ありがとうございました。



城 戸

       皆様のコメントが素晴らしくて、私はなんとも申し上げようがないです。
         今日は(人身事故で電車が大幅に遅れ、ここまでたどり着くのが大変で)途中で2度泣きたくなって
        2度帰ろうと思いましたが、頑張って来てよかったです。
         全然知らないところに来たという驚きと、建物の素晴らしさが印象的でした。
         絵の中ではレンブラントが一番気に入りました。庭も素晴らしかったし、大きな木も、庭の手入れも
         素晴らしく、途中で帰らなくて本当に良かった!(一同大拍手)

 



大 島

     広大な自然と緑の中の美術館、建物は外から見るとお城の雰囲気で、中も良かったです。とにかく全体の雰囲気が
       良かったです。絵を見る前も良かったし、絵を見た後も良かったです。
       絵を見る前のレストランでのランチは雰囲気が良くて美味しく、絵を見た後は余韻が残るような感じでした。
       ルノワールは若い頃の絵の方が私は好きなんです。ルノワールはいっぱい見ていますが、三段腹みたいなのは好きでは
       なくて、今日ぐらいなのがいいなと思いました。

       他の絵で、ただ黒色だけの絵や、模様を描いたような絵は、絵と言えるのか、立体的なものまで絵なのか。
       そうか、絵を固定観念で見てはいけないのだなと思いました。ありがとうございました。



高 梨

      昨年度皆勤賞の高梨です。今回も図録に恵まれなくて、次回に期待です。
      松原さんと同じで、私も近くに住んでいるので、ここにはしょっちゅう来ています。友達が家にくると連れて来ます。
      いつも楽しいのは企画展です。今回はボルスでそれを楽しみに来ました。
      来ていつも不思議に思うのは、美術館の入り口のフランク・ステラの彫刻で、なんでこんなところに産業廃棄物が置いて
      あるんだろうと思い、中に入って、マーク・ロスコの抽象画を見ると、だいたいみんな唸ってしまう。(一同笑)
      そういう経験から言えるのは、男性は抽象絵画はダメということですね。思うに、男は企業の中で論理的に議論したり、
      論理的に発想したりしないといけないという環境があり、抽象絵画はなかなか楽しめない。
      一方で女性は、好きだとか嫌いだとか、色が好きだとか、割と感覚的にものを見るので、女性の方が抽象絵画を楽しんで
      いる気がします。
      ロスコは色でいろいろなことを表現しようとしていて、あの薄暗い色に何かを感じれば楽しめるかもしれないけど、
      やたら大きくて何も描いていないような絵が絵なのかと思うと、拒否感が先に立ってしまう。(「私がそうだ」と松原さん)

      ここでコマーシャルをやらせてください。
      私が所属するAAFという、乗り物の絵を描いている人たちの団体で、6月16日から展覧会をやります。
      私もスクラッチモデルを出品しています。場所は市ヶ谷駅近くの山脇学園です。ぜひ見に行きてください。
      作品展の詳細はヤマハOB会のホームページに載っています。





      今日は庭園に見所が多かったです。絵はルノワールが印象に残りました。
      真っ白や真っ黒の絵が、あれだけ広い会場に展示されていて、絵の具と空間がもったいないな〜と思いました。


露 崎

      今日は好天でゆったり見られて良かったです。
      川村美術館は、前に一度サボー展で来て、シャガールやルノワールの絵が印象に残りました。
      今日はこのジャクソン・ポロックの
《緑、黒、黄褐色のコンポジション》 の黒と白と緑が効果的に使われて
      いる絵が特に素晴らしかったです。




松 原

    私は家が近いものですから、ここにはもう十数回来ています。今回来て思ったのは、庭園が非常によく整ったということです。
      この同好会が始まった当時にいつも出てくる質問の一つは、日本画と洋画の違いはなにかということでした。
      昨今はモチーフに大きな差がなくなり、一番の違いは画材(絵の具・和紙等)からくる違いではないかと思っています。

      別の話になりますが、私は絵画と音楽の違いについて考えることがよくあります。
      先日テレビで面白い番組がありました。橋 幸夫がデビュー曲の「潮来笠」をレコーディングのとき、作曲者の吉田正氏に
      何回も練習をさせられると思っていたのに、2〜3回でOKが出て驚き、理由を聞いたら、「歌は練習をし過ぎて上手に歌うと
      曲がダメになる。これ以上練習をしないでよい」とのことだったそうです。これを聞いて正直驚きました。
      私は絵の先生によく言われました。「写生の対象物をよく見て、とにかくよく見て描け」と。対象を充分見ずに頭にあるものを
      小綺麗に描いては絵はダメだ」と。その意味では、音楽と絵はどこか共通点がありますね。



石 川

        川村美術館には10年以上前に来ましたが、今日きてみて一番変わっていたのは、くるまでの道路の変わりようでした。
        道が綺麗になり、広くなり、増えていて驚きました。
        美術館は池のが広がる景色を見て以前来た時のことをすぐに思い出しました。建物の中が広くなったようにも感じました。
        好みの絵は年をとると偏って来ますね。
        今は印象派以外は好きでなくなりましたが、今日見た作品で、彫刻と言えるのでしょうか、糸がたくさん引かれた作品は
        面白いと思いましたね。(一同賛同)

 



石 原

      絵のこと庭のことで印象に残ったことはたくさんありますが、今日は世話人の一人として、参加された皆さんがどう思って
       くださるか、それがすごく心配でした。同好会の歴史で初めて都内を飛び出し、わざわざ遠くまで電車で出かけてきたのに
      「なんだ、たいしたことはなかったな」ということになるのが一番心配でしたが、今までこうして皆さんの感想をお聞きして、
        やって良かったと思いました。ご参加いただきありがとうございました。

 



石 崎

       新任の世話人の石崎です。川村には1度来たいというのが何十年来の思いでした。家内が何回か来ていて、
         女性が好きになる美術館だなと納得しました。女性同士でくると楽しいだろうなと想像できます。
         今日はゆっくりお茶を飲む時間も持ちたいと思っていたのですが、庭園を見ている間に時間がなくなって
         しまい、再訪しなければなと思いました。
         今までの鑑賞会は、同じような美術館に同じような展覧会を見に行っている印象だったので、時にはこうして     
         郊外に出かけるのも楽しいなと、今日つくづく思いました。皆さん、遠いところをありがとうございました。



柴 山

       皆さん、遠いところを来ていただきありがとうございました。
        私は川村美術館は初めてで、お庭、建物などまるで御伽の国のようで、また来たいなと思いました。
        ランチはとても美味しかったですよ。皆さんがまたいらっしゃる時はお食事も召し上がってください。
        今日はありがとうございました。

     


谷 口

       私はこの川村美術館に昔から興味を持っていて、石原さんから例会の提案があった時、すぐに賛成したのですが、
         果たして会員の皆さんが来てくださるかどうか心配でした。下見の時、天気次第で楽しさも変わるなと思ったのですが、
         今日は好天で緑が映え非常に良かったです。(「最高でしたね」という声も)
         トゥオンブリーの間で、中根さんが外の景色を写真に撮りたいと係員に交渉し、結局ダメでしたけれど、それぐらい緑が
         綺麗でした。美術館から外の美しい景色が見えることなども、郊外美術館の魅力だなと思いました。
      
         私は絵画鑑賞同好会に入って4年になり、それ以来年間20回ぐらい展覧会や講習会に行っていますが、いいなと思うのは
         シャガールまでで、それ以降の絵はわかりません。国展をみて、これからはこういう絵にも親しまねばと思いました。
         今日のモネの睡蓮は、近くで見るのと遠くで見るのとで、睡蓮が違って見え、また素晴らしいモネに会えました。
         ありがとうございました。

 


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