山種美術館の特別展
「ゆかいな若冲、めでたい大観—HAPPYな日本美術」を楽しみました
有名日本画の作品や重要文化財を所蔵し美術ファンに愛されている山種美術館。
絵画鑑賞同好会としては初めての訪問です。
新春にふさわしい特別展のタイトルも魅力的で、過去最多の28名の方が参加。
伊藤若冲、横山大観、川端龍子、川合玉堂など日本画の大家の愉快でめでたい作品を
思い思いに楽しみました。
いつもの通り鑑賞会の後は懇親会。参加者全員が一人ずつ展覧会の感想をスピーチ。
お互いに共感しあったり、新しい絵の見方を発見したり、絵画を通じて交流を深める
喜びを実感した1日でした。
石原勝年
恒例の図録抽選では 初参加の酒井由紀子さんが
当選されましたので、感想文を(無理にお願いして)
寄稿していただきました。
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特別展を観て 酒井由紀子
今回初めて絵画鑑賞会に出席させていただきました。絵画鑑賞など滅多に行かない私。
大丈夫なのかな~。ところは広尾にある山種美術館。私的には懐かしい場所。
昔ここは都電7番が走っていました~。こんな立派な美術館があるなんてびっくり。
今回の特別展、お恥ずかしながら若冲さん、つい最近NHKで放送されて初めて知った
次第です。おどけた鶏の絵は記憶に残ってはいましたが、伊藤若冲の作品だったのですね。
このような私が参加していいのかしら? 内心ドキドキしながら行ったのですが、会場
には30人ぐらい集まり和氣あいあいの雰囲気にほっと一息。急な階段 を下りて一歩
足を踏み入れるともうそこは厳粛漂う日本画ワールドです。
まず目に飛び込んできたのはフグとカエルの相撲。
その組み合わせに思わず失笑。エビが鎮座してこちらを振り向いて笑っているような~。
鶏をいろいろな角度から描いた絵、滑稽なのは正面を向いている顔。
若冲さんくちばしでつつかれなかったのかしら?余計な心配をしてしまいました。
特別展のテーマは、”ゆかいな若冲、めでたい大観”。新年ということで、おめでたい、
ハツピーな作品ばかりを展示したのでしょう。難しいことはわかりませんが、作品を
観ていると何か懐かしくほのぼのとした、くすぐったいような、やさしい気持ちになり、
今年もハツピーな気持ちで一年をすごせるのかな~と思います。
新参者ですがよろしくおねがいもうしあげます。
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