ギャラリートークの絵画鑑賞は、学芸員による作品の背景や逸話も加味され、鑑賞の楽しさが倍増しました。「東博」での松原さんの解説による日本美術鑑賞会も楽しみ倍増の記憶が残っていますが、やはり自分の眼で観て回るだけとは大違い、有意義な鑑賞会になりました。鑑賞者側の目線に立って運営されている優れた美術館との感を強くしました。
美術館はビルの建て替えに伴う休館で、5月18日から数年間閉館し、新たな時代に向けた美術館に生まれ変わるとのことです。建築界も技術革新が進み、照明器具は美術品に有害な熱も少なく、紫外線のない省エネのLEDに変わっています。空調等の温熱環境も最新技術に裏付けされた空間の美術館に生まれ変わることは間違いがありません。 待ち遠しいですね。
特筆すべきことは、通例で例会毎に行われているくじ引きによる図録贈呈です。
これまで何も起こらないまま徒に月日も経ちましたが、なんと今回は私に幸運が巡ってきたのです。
休館前の記念すべき「ベスト・オブ・ベスト」展のブリヂストン美術館名作選、164頁もある大作でましてや皆様のサイン入りです。
私ごとですが、くじに当たるということはまずありません。 数日前東京民藝協会という夫婦で参加している団体の新年会で福引がありましたが、私の番号を飛ばして前後で当たってスルー、家内もあきれ顔でした。まあ最初から期待もしない暗い性格になってしまっているのでショックはありませんが、やっぱりちょっとは悔しい。 ちなみに家内はしっかり景品を引き当てて来ました。
くじ引きでは未来永劫遭遇しないはずですが、今回特別な計らいで戴くことができました。皆さまの温かいお気持ちに感謝です。 ただ、くじで引き当てたのではないので、相変わらず少し寂しめの心境ですが、本当にありがとうございました。
懇親会も良い店で楽しく過ごせました。 3月31日からの青木繁の出展も楽しみにしています。
良い企画を実現して戴いた世話人のご努力、そしてご参加の皆さまにもありがたくお礼申し上げます。
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